こういう風景を見ていると、祖先の記憶が甦ってくる。
自然を大切にしなければ米は採れない。
お日様も雨も雪も、みんなありがたい。
今年も、山や森が蓄えたきれいな水を田んぼに分けてくださいますように。
山も自然も痛めつけたら、稲作はできなくなる。
祖先は、自然に願い、自然に感謝し、自然と共に生きてきた。
人間は、自然の中の一部であり、自然と一体であった。
だから、自然を傷つけることは、自分を傷つけることだと考えた。
日本人は、循環という自然の法則に従い、幾世代もの命をつないできた。
こういう風景を見ていると、遺伝子に刻まれた祖先の想いが聞こえてくる。
拙著『Vol5 歴史が教えてくれた家』より引用
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