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今年7月の山形大学公開講座、ご好評をいただきミニ版が開催されます。
12月の新庄市を始め、来年1月にも庄内地域外で開催されることとなりました。
詳細は後日、当サイトにて発表いたします。
テーマ(仮)「住宅は何より身近な環境問題 - 住まいと木の生活文化を考える」
「呼吸する家」の心地よさの秘訣について話す予定です。
火炎をあげて一気に燃え上がる工事中のビル、
しかも全焼まで2時間半。
あっという間に30階建てのビルが全焼した原因は
発砲プラスチック系断熱材+外張り工法らしい。
「中国CCTV火災」などと検索してみてください。
You Tubeの生々しい動画がたくさんあります。
16日(金)建築士会の全国大会が山形で開催。
総合運動公園には全国から2500人の建築士が集まります。
記念講演は世界的デザイナー奥山清行氏。
楽しみです。でも、会場に入れるかなあ?
17日のエクスカーションEコース(庄内)では、
13:15~14:00 田村寛三氏(郷土史家)の講演があります。
会場は山王くらぶで、参加は自由です。どうぞお越し下さい。
「つみきのいえ」のビデオを見た。
加藤久仁生氏のアカデミー賞短編アニメ映画賞受賞作品だ。
おじいさんが水没していく家を上へ上へと自分の手で増築していく。
水の中に沈んでいる下の階には層ごとに過去のいろいろな思い出が詰め込まれている。
おじいさんにとって、その家には離れられない深い愛着があるのだろう。
自分で一所懸命に考えたり工夫した家には愛情が湧き、家を大切に使う。
モデルハウスやカタログを見て試行錯誤して家を購入することは、
古くなったら愛着が薄れ、住宅の寿命を短いものにしている。
家づくりに重要なことは時間をかけて家族で家づくりについて考え、
じっくりと家をつくっていくプロセスなのである。
「つみきのいえ」は家の持っているぬくもりを思い出させてくれる。
建築基準法が来年に改正される見通し。
近年の官僚主導の現実無視の偏った法改正は
建築不況や実務の煩雑化など、与えた被害は大きい。
さて、一連の法改正や様々な制度をつくることは、
天下り団体をつくることが目的ではなかったのか?
これからは国民のための法改正であり、
住む人の視点からの住宅政策に転換すべきである。