つみきのいえ
「つみきのいえ」のビデオを見た。
加藤久仁生氏のアカデミー賞短編アニメ映画賞受賞作品だ。
おじいさんが水没していく家を上へ上へと自分の手で増築していく。
水の中に沈んでいる下の階には層ごとに過去のいろいろな思い出が詰め込まれている。
おじいさんにとって、その家には離れられない深い愛着があるのだろう。
自分で一所懸命に考えたり工夫した家には愛情が湧き、家を大切に使う。
モデルハウスやカタログを見て試行錯誤して家を購入することは、
古くなったら愛着が薄れ、住宅の寿命を短いものにしている。
家づくりに重要なことは時間をかけて家族で家づくりについて考え、
じっくりと家をつくっていくプロセスなのである。
「つみきのいえ」は家の持っているぬくもりを思い出させてくれる。
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