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2010年1月26日 (火)

疲れる家、癒される家②

以前、一軒の住宅で二つの異なる仕様の住宅をつくった。

一つはムク材や天然素材でつくった生活ゾーン、

もう一つは新建材や集成材などでつくった来客ゾーンである。

住んでいる方に聞いてみると、生活ゾーンの方の居心地が最高だと言う。

空気がおいしく、まろやかに感じられるそうだ。

それに対して来客ゾーンは工業化木材などの仕様の一般的な造りである。

この部屋にいる方が何となく疲れるように感じられるという。

フローリングは冷たいし、床と天井の温度差がありそうで、

空気がとげとげしく感じるというのだ。

生活ゾーンと来客ゾーンを比較すると快適さが全く違うというのである。

さて、これから建築予定の方々を、その住宅の内覧ご案内している。

みなさん、二つの仕様の違う空間の空気の違いがすぐに感じ取れると言う。

家が呼吸するということの心地よさを実感して感動される。

家には疲れる家と癒される家がある。続く

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