« グループホーム火災 | メイン | 「木」を学ぶ »

2010年3月17日 (水)

消防の視点、建築の視点

先日、県消防学校で3時間の講座を行った。

消防の視点と建築の視点など、ものの見方の違いについて話をした。

建物火災事故が発生すると出火原因が伝えられる。消防の視点から当然のことである。

しかし、火災事故の要因についての情報は伝えられない。

建築の視点からは使用材料、内外装材、構造、工法、設備などの情報が必要なのである。

縦割り行政的な視点では改善に限界がある。先日のグループホーム火災のテレビ映像を見て様々な視点からの感想や意見があろう。

多くの人々の視点からの意見を総合的に検証し、人々のためにより良い建築を創っていくことも設計者の役割の一つであろう。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.ic-blog.jp/t/trackback/364344/23609960

消防の視点、建築の視点を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿