« 2010年10月 | メイン | 2011年1月 »

2010年11月

2010年11月29日 (月)

住宅展示場の洗脳2

住宅展示場の営業マン曰く。

「集成材は、ムク材より強度があり、割れたり狂ったりしないから柱や梁は全て集成材でつくっています」

ムク材より割れや狂いは少ないだろう。しかし50年、100年後はどうだろう? 強度もずっとあると証明できるのだろうか? 

さて、視点を変えてみよう。集成材は小さな木を化学系接着剤で固めてあるから、シックハウスの危険性がある。また、最終処分時には燃やすことも土に還すこともできない産業廃棄物である。だから、健康にも環境にもムク材よりは劣る。と説明してくれる営業マンは立派なのだが。知っていて隠すから売りっぱなし後にトラブル…。

つまり、都合の良い面だけを説明、広告するのが展示場の洗脳である。

ものごとは長所も短所も備えていて、見方や立場をが変われば全く逆になるものである。

2010年11月28日 (日)

住宅展示場の洗脳

弊社及び当会には住宅展示場がない。

その代わり、弊社で以前に設計した住宅をご覧いただいている。

一年以上、実際に生活している家庭をご覧いただくのだ。

このところ週末に新築予定の方々をご案内することが続いている。

さて、実生活している住宅を内覧した方は、「呼吸する家」の空気のまろやかさに気がづく。

それから自然素材のぬくもりとムク材の傷や狂いが全く気にならないことに気がつく。

そして、今までに見学した住宅展示場の営業マンの言うことのウソに気がつく。

見学された方々は呪縛から解かれたようにホッとした表情になり納得するのである。

弊社に設計の依頼に訪れる方のほとんどが、

庄内地区の住宅展示場をほとんど見学された方ばかりと言ってもよい。

2010年11月24日 (水)

死亡原因は外張り断熱

上海マンション火災、やはり原因は外張り断熱材だった。

今朝のテレビでも報道されたが、引火すると猛スピードで

一気に燃え広がるのが石油化学系断熱材の特徴である。

外張り断熱住宅など、火災の場合は逃げる時間などないのだ。

我が国では住宅などに未だに石油化学系断熱材を使用することを推奨している。

以前から、危険性が指摘され続けている石油化学系断熱住宅。

火災事故発生、その責任は? 

たとえ不燃材認定の石油化学系断熱材であっても、

もともと石油、高温では燃焼するということを忘れてはならない。

当サイトの断熱材燃焼実験をご覧ください。

http://www.kenchiku.gr.jp/eco.html

2010年11月19日 (金)

上海マンション火災

15日、またまた中国上海の高層マンション火災、53名死亡。

痛ましい大火災が相次いでいる。

燃え広がり方の早いのがこのところの高層ビル火災の特徴である。

可燃物への引火が原因ではないだろうか?

さて、中国は未だに高層建物工事でも竹の足場を使っている。

安全製は? 火災にしても安全を軽視しては進歩とは言えないだろう。