ようやく桜が満開。
自粛ムードが解放されつつある。
東日本大地震から一月半。
地震はいろいろな事を教えてくれた。
・大地震はいつか必ずやってくるということ。
・日本人は数々の大災害を乗り越えてきたということ。
今後、需要が多く不足しそうな建材
価格が上昇しそうな資材 → 買占めますか?
氾濫する様々な情報に振り回される必要はありません。
なければないなりに、工夫してすればいいのです。
従来通りの常識をにとらわれず、
違う視線から見つめてみましょう。
現在の住宅が決して良いものとは限らないという本質が見えてきます。
逆境だからこそ、みんなで知恵を出すことで
今までより優れた家を生み出すことができます。
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昨日の続き…
○ 今後の住宅動向は?
現在、鉄の価格は上昇中。
ベニヤ板、グラスウールは入手困難…。
今後、被災地が復旧から復興へ変わり
住宅建設が進むと建築資材が不足する?
住宅価格は高騰する?
震災復興税、消費税が導入されれば?
さて、…
震災から40日、未だに多くの方が不明という悲しい状況である。
今日の庄内は雨、桜の蕾も悲しげに見えてくる。
日本はこの先どうなるのでしょう?
政治や経済の話も重要ですが、
ここでは庄内の建築の話に限定します。
◎ 庄内の建築状況について
震災のショックとガソリン不足によりストップしていた
工事もようやく動き始めている。
住宅資材の流通は少しずつ回復傾向にある。
しかし、東日本の太平洋側に工場が多いこともあり
全く手に入らない建材や機器もある。
建材の納期も不明確で長い時間が必要である。
◎ 今後の住宅動向 (次回)
精一杯人々を守ってきた家はおそろしく古くなり役割を終える。
そして土に還り、光となる。
新しい時代が訪れ、新しい家が造られる。
また、家は人々の新しい喜怒哀楽のドラマを見守る。
人々は家に命を吹き込む。
家は人々の喜びも悲しみもじっと見守っている。
百年の家は何世代にもわたる人々の長い長い歴史を見守っている。
家は人によって命を吹き込まれる。
それは人々の家への愛情や愛着となる。
震災後、3週間、ショックと無力感に襲われた時間が過ぎた。
子供が買ってきた「百年の家」という絵本。
家が主人公である。
彼は何百年もじっと人間の暮らしを見守ってきた。
開墾、収穫。結婚、誕生、葬儀、戦争…。
何世代にもわたり繰り返される人間のドラマ。
家はじっと見つめてきた。
家自体もボロボロになったり、手直しされたり…。
やがて家自体の長い寿命がつきる……。さて