2010年4月19日 (月)

のだめカンタービレ

映画、「のだめカンタービレ」最終楽章。

パリの街並み、出演者、クラッシック音楽、それらの調和が美しい。

ヨーロッパの街はそのまま映画の舞台になる。

それに引き換え日本の街並みは…、絵にならない。

看板、電線、風土性無視のデザイン、調和のない色彩…

どこの町も同じで個性がない。

庄内にも景観条例なるものはあるのだが、効果はない。

街並みは長い長い時間をかけて、地域の人々がつくっていくものである。

さて、「のだめ」の最後のシーン、日本ならばどこで撮る?

2010年4月12日 (月)

丸山千枚田2

P1000204 2200枚の田んぼに感動!

棚田は心の奥底へ語りかけてくれる。

様々なことに思いを馳せる時間を与えてくれる。

癒し、気づき、創造…

棚田を現在まで保存してくれた方々に心から感謝。

丸山千枚田

丸山千枚田(三重県熊野市)の

幾百年とつくられてきた美しい風景

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機械化できない、合理化できない、儲からない。

だから、やめてしまえば、この風景は残らない。

ここには私たちのの心を癒してくれる価値や役割がある。

日本の伝統建築技術や文化を否定する現在の建築行政は

世界に誇る日本の貴重な歴史的価値を失わせることである。

2010年4月 8日 (木)

「木」を学ぶ

しばらくご無沙汰してしまいました。忙しいなんて言い訳になりませんね。

建築士は「木」のことを知っているつもりでも意外に知らないんですよ。

恥ずかしながら小生も、今年、木のことで目からウロコという体験をしました。

脳科学者的に言えば「アハ体験」。

家づくり、ますます面白くなりますよ。

ということで、今日から三重県に行って、「木」について学んできます。

週末は熊野古道、伊勢神宮、日本の伝統を学び? 観光してきます。

2010年3月17日 (水)

消防の視点、建築の視点

先日、県消防学校で3時間の講座を行った。

消防の視点と建築の視点など、ものの見方の違いについて話をした。

建物火災事故が発生すると出火原因が伝えられる。消防の視点から当然のことである。

しかし、火災事故の要因についての情報は伝えられない。

建築の視点からは使用材料、内外装材、構造、工法、設備などの情報が必要なのである。

縦割り行政的な視点では改善に限界がある。先日のグループホーム火災のテレビ映像を見て様々な視点からの感想や意見があろう。

多くの人々の視点からの意見を総合的に検証し、人々のためにより良い建築を創っていくことも設計者の役割の一つであろう。

2010年3月16日 (火)

グループホーム火災

13日、札幌のグループホーム火災、いたましい事故が後を絶たない。

テレビで見ただけだが、屋根や壁から炎が噴出す光景は異常だ。

グループホームは各室間も廊下側も燃えない間仕切り壁で造られ、

天井裏や屋根裏までも防火区画されているはずだ。

内装も燃えない材料で仕上げなければならない。

それは延焼拡大を防止するために建築基準法で定められている。

しかし、住宅からの用途変更した際に申請や検査を受けていなかったらしい。

問題なのは、たとえ住宅だとしても短時間で逃げる時間が

ないほど急激な燃え方をしたことだ。

ストーブ、油、設備、使用建材、工法、断熱材、などなど、

建築の視点からの検証が必要である。

2010年3月 8日 (月)

ツーバイフォー

先日読んだ本に面白いことが書いてありました。
日本の住宅は欧米に比べ2バイ4である。
価格は2倍で寿命は四分の一という意味。うまい!

2010年2月14日 (日)

ぬくもりの気

山本順三邸その3

早朝の外気温は-1℃でも室内は13.7℃程度。

しかし一般の住宅の14℃よりは温かく感じられる。

自然素材の温か味のある質感からであろう。

まるで木がぬくもりの気を放っているかのようだ。

呼吸する家は冬、ぬくもりの気が癒してくれます。

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写真は山本順三邸のロフト部分

2010年2月 9日 (火)

神業?

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板張りの浴室、壁と天井に全くカビもシミもありません。

新築ではありません。毎日風呂にも入ってます。

築5年というのだからビックリ、信じられますか?

神業だ。さすがエコ超人、山本先生!

換気扇や塗料などに頼っているわけでありません。

建築技術者の皆様、どうしたら造れるか、考えてみてね?

2010年2月 8日 (月)

暖房なしのビックリ快適生活

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朝霞にある山本順三先生のお宅に宿泊してきました。

テレビや新聞などで紹介されている無暖房住宅です。

2月7日朝6時、外気温-1℃

しかし室内温度は13.7℃。

驚くこといっぱいな家です。

7日はこの冬一番の寒さと大雪。

東北も関越自動車道も通行止め。

酒田から15時間もかかりましたが、

暖房ゼロ住宅が心地よくて癒してくれました。