第91回 住宅とGDP
メルマガ『第91回 住宅とGDP』本日発行しました。
世界からは非常識に見える日本の住宅業界!
前回、住宅は資本主義経済に馴染まないという話をしました。
GDPの視点から日本の住宅の現実を解説します。
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メルマガ『第91回 住宅とGDP』本日発行しました。
世界からは非常識に見える日本の住宅業界!
前回、住宅は資本主義経済に馴染まないという話をしました。
GDPの視点から日本の住宅の現実を解説します。
「命か、経済か?」 どちらを選択する?
命を守るためというロックダウンは、経済活動を止め、
生活ができなくなり、命を落とす危険性をはらんでいる。
「健康か、経済か?」 どちらを選択する?
「アレルギーと住宅を考える会」では、健康の方を重要視してきた。
建築基準法には、単体規定と集団規定がある。
当会が追究してきた住宅は、住宅単体の性能を向上することであった。
これからは、コロナが曝け出した問題を分析し、集団規定的な大きな視野で取り組むことが必要であろう。
私たちはアレルギーが伝えるメッセージを読み解いてきた。
今、コロナの感染が一気に拡大している。
コロナは、私たちに何を伝えようとしているのか?
「健康か、経済か?」
巨大化したものは、変化に対応できない。
変化をつくれるのは、私たち小さい者たちだ!
メルマガ第90回「命か、経済か?」発行しました。
【メルマガ「健康になる家、暮らしを楽しむ家」1月7日発行より】
40年前、暑い時は、エアコンのある喫茶店やデパートで涼んだ。
30年前、我が家の居間に、エアコンを1台取り付けた。
20年前、全部の部屋に設置した。
今では学校の教室にエアコンが装備されている。
どんなに効率のよいエアコンが開発されても、使用台数が増えていく。
稼働時だけでなく、製造と処分時の消費エネルギーも増大する。
「いくら効率を上げても、消費エネルギーの総量は減らない」というのが、
ジュボンズのパラドックスである。
私たちはエネルギー消費量を抑え、生活水準を下げることができるのだろうか?
現在まままの暮らしを続けて地球は持続可能なのだろうか?
「誰一人取り残さない」と言うけれど、私たちの豊かな暮らしは、
地球や開発途上国などの犠牲の上に成り立っている。
世界中の人が日本人と同じ生活をすれば、地球は2.9個必用と言われている(エコロジカルフットプリント)。
国連IPCCは、「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことは疑う余地がない」と、
人間活動が地球温暖化の原因であると断定した。
資本主義経済、グローバル化などの人間活動が、
気候変動、紛争、貧困など、多くの問題が生み出してきた。
それらを解決しようと様々な対策が取られているが、
それらは私たちの都合による対症療法的な延命策ではないだろうか。
対症療法は副作用の連鎖を生むばかりで、有効な解決策とはなっていない。
もはや対症療法では解決できない段階に来ているのではないだろうか。
ものごとを根本から見つめ直すことが必要な時代だと思う。
やがて、私たちは対症療法から原因療法へという厳しい選択を強いられる時が来るかもしれない。
そんな時に、コロナウイルスが出現したことは意味があることなのかもしれない。
グローバル化という人間活動があっという間に世界中をパンデミックに陥れた。
コロナにより、私たちは行動を変えなければならなかった。
さらに、私たちの行動しだいでは、コロナは別の大きな試練をもたらすかもしれない。
環境破壊は、もっと大きな変化を強要するかもしれない。
当会では、アレルギーと住宅の関係を追究してきた。
化学物質過敏症もアレルギーも、現在の住宅に原因があり、人間活動が引き起こした問題である。
相変わらず住宅政策は対症療法的な施策ばかりを続け、副作用の連鎖が続くであろう。
私たちは、問われている。
対症療法から原因療法へ、みんなで考え、みんなで行動していく時代ではないだろうか!
メルマガ「健康になる家・暮らしを楽しむ家」より
第87回 よもやよもやだ「エネルギー基本計画」(2021/11/22)
「エネルギー基本計画」が発表された。
日本は温室効果ガスを46%削減(2013年比)すると宣言した。
その中で、家庭部門における温室効果ガス排出量を1/3にするという目標が示された。
66%減らせというのだから、無理難題を押し付けられたものだ。
我慢してエネルギーを使わないで暮らすか、再生可能エネルギーで賄うか? である。
計画書によると、建築物の省エネ化、ZEHの普及が不可欠である。
2030年には新築住宅の6割をZEHにすると言う。
既存の住宅をどんどん建て替え、2050年にはZEHを標準にしたいらしい。
ZEHは一般住宅より約400万円は高額になる。
富裕層しか買えない住宅である。
経済格差はさらに拡大することは明らかである。
さらに、設備機器は故障するし、寿命がある。
メンテナンスや維持費がかかる。
そして、常に最新の機器を購入することに追われる。
廃棄処分費はバカ高いし、産廃もないは深刻だ。
ZEHには、太陽光や風力など、創エネ設備機器が必要になる。
ソーラーパネルであるが、製造元の多くが中国製である。
しかも、中国製の半分以上は新疆ウイグル自治区で製造されたものだと言われている。
中国の温室効果ガス排出量は世界一であり、2025年までは排出量は増加して良い取り決めになっている。
さらに、日本政府は人権問題に対して、見て見ぬふりである。
超安い人件費とエネルギーで製造しているのだから、国産のソーラーに勝ち目がない。
今後ますます、世界中における中国製品のシェアは拡大していく。
やがて、日本中どこに行っても中国製ソーラー屋根の街並みに変わっていくことを政府は求めているのだ。
ZEHの購入には、100万円の補助金を支給して、普及を誘導している。
私たちの税金を使って、中国を支援しているのである。
中国が経済成長するわけだ。
軍事費が潤沢になり、その後、どうなるか???
SDGs、だれ一人取り残さない、、、言うのは簡単。
本質を追究してから、語っているのだろうか?
SDGsは戦争の脅威がある限り、目標達成できるわけがない!
「エネルギー計画書」は立派だが、、、
「建築物省エネ法」は法律として正しいのか?
ZEHは本当にエコなのか?
ライフ・サイクル・アセスメント(製造から処分までのCO2排出量)の
視点からの理解できる説明をしないで、政策誘導するのは危険である。
都合が悪いことも公表しなければ、取り返しがつかなくなる。
問題はソーラーだけではない。
エネルギー基本法、建築物省エネ法による被害や負担は国民に襲いかかってくる。
今後も問題点を追究していくが、みんなで解決策も考えていきましょう!
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コロナは私たちに何を伝えようとしているのか?
矛盾だらけの世の中に、コロナウイルスが出現したことは意味があることなのかもしれない。
グローバル化という人間活動があっという間に世界中をパンデミックに陥れた。
コロナにより、私たちは行動を変えなければならなかった。
さらに、私たちの行動しだいでは、コロナは別の大きな試練をもたらすかもしれない。
環境破壊は、もっと大きな変化を強要するかもしれない。
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