一日中、地吹雪。ホワイトアウトで見えません。
寒〜い日は、早く帰って、熱いお風呂へ。
冬季間は浴室で亡くなる方が増加します。
家の中の温度差による血圧の急激な変化などが原因です。
ヒートショックにより、年間1万人以上が死亡しているのです。
住宅の高気密高断熱化は、ヒートショック予防に役立ちます。
ビルダーも、高気密高断熱住宅が健康にいいとPRしています。
その反面、化学物質によるシックハウス、24時間換気による過乾燥、住宅構成材の製造と処分エネルギーの増加などの問題を引き起こしているのです。
これが高気密高断熱化による副作用です。
高気密高断熱住宅の副作用について、その経緯から説明します。
ヒートショック予防と省エネのため、住宅の断熱化が図られました。
そこで石油化学系やグラスウール断熱材が使われました。
保温性はよくなったのですが、木が呼吸できなくなり、木が収縮変形してしまうのです。
だから、住宅に歪みが生じるトラブルが多発しました。
それならばと、収縮変形しにくい集成材、合板、新建材を使うことにしました。
その結果、シックハウスが社会問題になりました。
それは困ったということで、24時間換気をして、化学物質を排出することが法律で義務化されたのです。
ところが、暖房時には家の中が異常に乾燥してしまったのです。
アトピー、乾燥肌、呼吸器疾患などの病気を生み出してしまったのです。
一つの問題を解決したら、さらに多くの別の病気を生み出してしまったということです。
対症療法的な解決策だから、副作用として新たな問題が生じた事例です。
政府やビルダーは副作用などの不都合な真実は伝えないものです。
残念ながら、冬道と健康は自分で守らなければならない時代です
ムクの木会 http://www.kenchiku.gr.jp