建築 Feed

2010年4月 8日 (木)

「木」を学ぶ

しばらくご無沙汰してしまいました。忙しいなんて言い訳になりませんね。

建築士は「木」のことを知っているつもりでも意外に知らないんですよ。

恥ずかしながら小生も、今年、木のことで目からウロコという体験をしました。

脳科学者的に言えば「アハ体験」。

家づくり、ますます面白くなりますよ。

ということで、今日から三重県に行って、「木」について学んできます。

週末は熊野古道、伊勢神宮、日本の伝統を学び? 観光してきます。

2010年3月16日 (火)

グループホーム火災

13日、札幌のグループホーム火災、いたましい事故が後を絶たない。

テレビで見ただけだが、屋根や壁から炎が噴出す光景は異常だ。

グループホームは各室間も廊下側も燃えない間仕切り壁で造られ、

天井裏や屋根裏までも防火区画されているはずだ。

内装も燃えない材料で仕上げなければならない。

それは延焼拡大を防止するために建築基準法で定められている。

しかし、住宅からの用途変更した際に申請や検査を受けていなかったらしい。

問題なのは、たとえ住宅だとしても短時間で逃げる時間が

ないほど急激な燃え方をしたことだ。

ストーブ、油、設備、使用建材、工法、断熱材、などなど、

建築の視点からの検証が必要である。

2010年2月 9日 (火)

神業?

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板張りの浴室、壁と天井に全くカビもシミもありません。

新築ではありません。毎日風呂にも入ってます。

築5年というのだからビックリ、信じられますか?

神業だ。さすがエコ超人、山本先生!

換気扇や塗料などに頼っているわけでありません。

建築技術者の皆様、どうしたら造れるか、考えてみてね?

2010年2月 8日 (月)

暖房なしのビックリ快適生活

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朝霞にある山本順三先生のお宅に宿泊してきました。

テレビや新聞などで紹介されている無暖房住宅です。

2月7日朝6時、外気温-1℃

しかし室内温度は13.7℃。

驚くこといっぱいな家です。

7日はこの冬一番の寒さと大雪。

東北も関越自動車道も通行止め。

酒田から15時間もかかりましたが、

暖房ゼロ住宅が心地よくて癒してくれました。

2010年2月 6日 (土)

無暖房住宅へ

今日の庄内は暴風雪。

でも、これから埼玉県朝霞市の無暖房の家に行ってきます。

テレビやマスコミでも紹介されている山本順三先生のお宅です。

関東の技術者の方々と勉強会、情報交換してきます。

それでは一番寒い時の暖房ゼロ住宅に泊まってきます。

2010年2月 5日 (金)

国交副大臣が認めた偏った施策

現在、伝統的木工法による建築をすることは非常に困難である。

国は建築物の安全性を耐震実験などで確かめるのだが、

伝統木工法だけは実験すらされなかった。

それは検討委員会が伝統を否定するメンバーだけで構成されていたからである。

なぜかハウスメーカーの社員までいるのだ。

昨年11月の国会で、馬淵国交省副大臣は構成メンバーが

公平性を欠いていた誤りを認め、検討委員会の見直しを明言した。

著しく公平性を欠いた住宅政策だから、現在の様々な問題を露呈したのである。

職人、林業、地方、文化などなど、その被害は計り知れない。

http://image02.wiki.livedoor.jp/d/i/dento_mirai/f30fc46e82b17c56.pdf

伝統を未来につなげる会より http://dento-mirai.com/

2010年1月26日 (火)

疲れる家、癒される家②

以前、一軒の住宅で二つの異なる仕様の住宅をつくった。

一つはムク材や天然素材でつくった生活ゾーン、

もう一つは新建材や集成材などでつくった来客ゾーンである。

住んでいる方に聞いてみると、生活ゾーンの方の居心地が最高だと言う。

空気がおいしく、まろやかに感じられるそうだ。

それに対して来客ゾーンは工業化木材などの仕様の一般的な造りである。

この部屋にいる方が何となく疲れるように感じられるという。

フローリングは冷たいし、床と天井の温度差がありそうで、

空気がとげとげしく感じるというのだ。

生活ゾーンと来客ゾーンを比較すると快適さが全く違うというのである。

さて、これから建築予定の方々を、その住宅の内覧ご案内している。

みなさん、二つの仕様の違う空間の空気の違いがすぐに感じ取れると言う。

家が呼吸するということの心地よさを実感して感動される。

家には疲れる家と癒される家がある。続く

2010年1月25日 (月)

疲れる家、癒される家

古民家やログハウスに入ると何となくホッとして落ち着いた感じになる。

こういう住宅にいると話が弾み、食べ物もおいしく、ついつい長居してしまう。

空気がまろやかで、居心地がいいのである。

身体も心もゆっくりと癒される、こんな経験はないだろうか?

重要なことは住宅が住む人の健康や感性に与える影響が大きいということ。

住宅は造り方しだいで癒しの空間になり、病気を予防できるということだ。

それに対して疲れる家もある。続く

2010年1月12日 (火)

カールじいさんの空飛ぶ家

映画「カールじいさんの空飛ぶ家(ディズニー)」面白かった。

大量の風船をつけた「家」で空を飛ぶという面白い物語。

しかし、乗り物は飛行機や車ではダメ、

「家」で冒険しなければならないのだ。

家族の思い出がぎっしり詰め込まれた家でなければ。

そういえば現在の「住宅」より、

昔の家の方が心豊かに暮らせたような気がしない?

そこには、いつも家族みんなに夢があった。

「いくつになっても旅に出る理由がある」… そうだね!

2010年1月 7日 (木)

三隣亡? 三輪宝

「三隣亡の年に家を建てると隣近所を亡ぼすんです?

だから、今年、家を建てるには早く仮柱を建てましょう?」

三隣亡を悪用して営業している住宅会社が未だにあるんですね。

不安を煽って営業をする霊感商法です。

コンプライアンス欠如の営業マンや住宅会社の方が亡びます。

「三隣亡」についてはWikipediaに分かりやすく掲載されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%9A%A3%E4%BA%A1

最後まで読まれた方、なぜ庄内だけが一年中なんでしょう?

マイナスの気に振り回されないように。

でも、建築者は住む人も地域も幸せにすることが役割では?